ドキュメントJ 動画 2025年日10月19日
内容:旭川女子高校生殺人事件、江別男子大学生集団暴行死事件…。去年、北海道では若者による凶悪な犯罪が相次ぎました。刑事裁判で被告となった若者たちから発せられる「後悔」と「償い」。いつの時代にも変わらない重い問いでもあります。少年による刑法犯数が戦後ピークを迎えた1980年代。「史上最悪の少年犯罪」といわれるのが1989年に起きた東京都足立区綾瀬の女子高生コンクリート詰め殺人事件です。事件の加害者のひとりである準主犯格のBが、孤独死していたことが独自取材で明らかになりました。裁判で裁かれたあと、その後の加害者たちはどうなっているのか。実はメディアはあまり検証できていません。そして6月に日本の刑務所で拘禁刑が導入され、明治以来の大変革を迎えようとしています。刑罰の現場で受刑者に科すものを、「罰」ではなく「償い」へとシフトするのです。刑務所では北海道のある町で長い間取り組まれている対話を参考に、受刑者の立ち直りに向けて試行錯誤しています。番組は若者による凶悪事件の「現在」を検証し、加害者の「その後」を見つめ、将来の「償い」のあり方について考えます。